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2020年 6月 11日 オーダーメイドの受験シーズンを組みたてよう!!~楠田先生~
こんにちは。春学期も後半戦を迎え、徐々に増えていく定期試験対策勉強と課題に人知れず恐怖感を抱いている楠田です。
多くの大学が定期試験の実施を避けて課題やレポートでの成績評価に踏み切る中、私が通う大学は英語や第二外国語等、必修教科をはじめとする多くの教科でオンラインによる定期試験が実施される予定で、それに向けた勉強を約一か月前の今月中旬から始めないといけなくなりました、、、、(学生のレベルが非常に高いので、良い成績を残すのにも一苦労です[泣]) とにかく落単しないようがんばります、はい。
さて、私の勉強状況はこのくらいにして、本題である受験生の皆さんの学習についていろいろとアドバイスをしていきたいと思います!
今回私がお伝えしたい内容は、学習計画の立て方についてです。皆さんは普段どのような計画を立てて日々の勉強を進めているでしょうか。まさかこの時期にもなって無計画な状態で惰性で勉強している方はさすがにいないとは思いますが、なかなか具体的な計画を立てられず悩んでいる方もそれなりにいると思います。そういう方たちのために、今回は私が受験生時代に実践していた手帳を使った学習計画の立て方について端的に紹介させていただきたいと思います。
Ⅰ.入試本番までに受けるすべての模試、定期試験等々の日にちを年間のカレンダーに記載する
高3の4月の時点で、私は学校の年間行事予定表や各予備校の年間模試スケジュールを一通り参照して東大二次試験本番[2/25,26]までの約11か月間で受ける模試等をほぼ決定し、カレンダーに書き込んでいました。受験生活においては一日一日の勉強に手一杯でなかなか遠い先の試験の事を考える余裕などないかもしれませんが、結果を出すべき目標も分からずに勉強を続けるのは地図やコンパスを持たないまま登山しようとしているのと同じです。(要するに危険です) ですので、一つ一つの模試で確実に結果を残すために年間のテストスケジュールを各自で作成し、第一志望合格に向けた自分だけのルートを築きあげましょう。
Ⅱ.Ⅰで決めたスケジュールに乗っ取って、勉強内容や目標達成段階を基準に全スケジュールを分割する
長期的な予定を決めた後は、目標と勉強内容を細分化していく作業に入ります。私の場合は大きく五つに期間を分けて(4/1~6/28,6/29~8/25,8/26~11/10,11/11~1/19,1/20~2/26)、各期間内に終了すべき課題や達成すべき点数目標をそれぞれ設けて勉強の指針にしていました。いわゆる中期的な目標というやつですが、第一志望合格というゴールに向かうために通るべき通過点を作る重要な作業で、私は重要な模試(ex.8/25の第3回センLev模試)やセンター試験などを期間の最終日に設定して各期間の勉強の量、質両方の向上を図りました。皆さんも目標達成に向けた努力を一日の勉強にしっかりと還元できるよう、よりミクロな視点に移って予定を構築するといいでしょう。
Ⅲ.週間予定表の作成
中期目標を決めた後はいよいよ勉強目標の細分化の最終段階です。私が行っていた週間予定表は以下の通りです。
写真の通り左側にはその日に受けるべき受講や学校の講習・模試を、右側には一週間でやるべき勉強をそれぞれ書き込み、目標を達成した勉強には順に〇を、途中で終わったものに関しては△を、全く手をつけなかったものには×をそれぞれつけて週の終わりに勉強の進み具合を評価していました。(因みにこれは丁度一年前の今週の予定です。)週間予定シートに関しては校舎の方で配っているものもあり、もちろんそちらをガンガン活用していってほしいですが、テストまでの日数と自らの学習の進捗状況が一目で分かるこのような予定シートを作るのもお勧めです。この週はかなり〇が多い週ですがなかには△、×が多い週もかなりありました。皆さんも校舎で配られるシート(自分なりに作った週間予定表)を自分なりにアレンジして自らの努力・目標を可視化すべくしっかりと取り組みましょう。
以上の3段階にわたる予定立てを通して私は去年一年間勉強に励んでいましたが、自分に必要な勉強は一人一人によって全く違います。皆さんも自分なりの「オーダーメイド」の勉強計画をたてて、第一志望校合格にむけた道標にしてみてください!
最後に私から簡単なスペイン語のクイズを出したいと思います!
「El dormitorio」これは日本語だとなんというでしょう?ヒントは良く似た英単語があり、そこから連想可能です。正解は次回の私のブログの冒頭で発表します!
東京大学文科二類1年 楠田陽平
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