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2025年 7月 13日 「自分」の哲学~田村先生~

昨日は非常に過ごしやすい気温でしたね。扇風機使えば快適だよね、くらいの気温が続けばいいのに…

さて、本日は素人が少し哲学に手を出して、お話をしようと思います。

 

なんで哲学なの?と思うかもしれないですが、最近西村先生とした、哲学思想の話がちょっと面白かったので書いてみようということです。哲学が思考の道標を立ててくれることで、嫌な現実ももちろん嬉しい現実も自らの原動力に昇華できるのではないでしょうか。

私の好きな哲学者の一人、老子のお話をしようと思います。ちなみに西村先生の好きな哲学者はカントです。

倫理を勉強している方はご存じの通り、老子は紀元前6世紀ごろの中国の思想家です。道家思想の始祖とされている人物です。

私が一番気に入っている彼の概念、「相対性の思想」です。

”世の中の全ては相対的であり、絶対的なものはない”

という考え方です。

たとえば、「美しい」という言葉は、「醜い」と感じるものがあるからこそ成り立つ。「高い」は「低い」との対比でしか意味を持たない。

つまり、私たちが日常的に「良い/悪い」「すごい/だめ」と判断しているものは、すべて他との比較の中にしか存在しない、ということです。

 

受験勉強の中で、「模試の点数が悪かった…」「あの子の方が頭がいい…」「自分には無理だ…」と思ってしまうこともあるかもしれません。でも、老子の考えに立ち返ってみると、それらの判断もすべてある基準との比較でしかないと気づきます。

もちろん受験は相対評価で合否が出るので点数を如何に伸ばすか、ということについてはこだわってきましょう!

 

ただ、勉強苦しくなってきたぞって時に、マインドセットの一つとして少し目線を変えて、「できた・できなかったってそもそもそれは絶対的な価値ではないよね」ってことを思い出してほしいでです。

ちょっとまだ抽象的ですよね。もう少しかみ砕いてみると、

「できない/できなかった」と思うのは、自分より「できる/できた」他者を相対的に捉えているからですよね。だから絶対的な勉強の「良い」「だめ」は存在しません。

勉強してもなかなか結果がついてこなかったり、そのせいでやる気がなくなったり、不安になったりすることたくさんあります。

そういう時は、他の人と比較するのではなく、自分が努力していること・前回より少しできるようになったこと・集中できた時間が増えたこと等、自分に焦点を当てて、自分の中で価値あることが何かを見つめ直してみてください。

その見出した価値は、自分の自信や原動力になるはずです。

 

これから夏休みを向かえる皆さんの努力量、伸びしろは青天井です。

受験とどのように闘っていくのか、日々の自分の中での成長を感じながら頑張ってください!!

私たち担任助手も全力で皆さんの目指すを応援しています!

 

担任助手 田村

 

★明日の開館時間★

13:00~21:45

 

 

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