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2020年 11月 3日 受験生活、残り短いですが、、、~村本先生~
こんにちは、村本です。
最近、有川浩さんの小説を初めて読みました。『図書館戦争』や『塩の街』とかが有名ですよね。
日常的に小説を読む私ですが、最も好きな小説は米澤穂信さんの『古典部シリーズ』です。『氷菓』といった方が伝わる人が多いかもしれませんね。
この小説の概要を簡単に説明すると、超省エネ主義の主人公が極力楽をして高校生活をおくる話です。のほほんとした雰囲気なのに、突然起こるどんでん返しが魅力的なミステリーとなっております。
この主人公が度々口にする言葉があります。それが、
「やらなくていいことはやらない。やるべきことは手短に。」
小説では、主人公の楽をしようとする省エネ主義を表す言葉として用いられています。ただの小説の一行が受験生であった私に強く影響を与えました。
まず、「やらなくていいことはやらない。」という言葉ですが、
勉強時間を無駄にしていませんか?
SNSにとらわれていませんか?
友達と喋りすぎていませんか?
受験勉強に悪影響を及ぼすものは、今すぐにやめましょう。今一瞬を楽しむことと4年間楽しむことのどちらに価値がありますか?
考えてみましょう。
つづいて、「やるべきことは手短に。」という部分。
復習ノートの見栄えにこだわっていませんか?
修判を後回しにしていませんか?
週間予定を細かく考えすぎていませんか?
やるべきことでも、時間かけ過ぎると価値はありません。無駄な時間はどんどん省きましょう。
さて、「やらなくていいことはやらない。やるべきことは手短に。」という言葉の説明をしてきたわけですが、最も言いたかったことは、
「やりたいことに時間をかけよう」ということです。
苦手科目の克服、過去問・単元ジャンルの演習、単語の暗記etc
これらは、皆さんの学力が伸びる分野です。ここに時間を注げるよう、無駄を省くことが最も合理的です。
さて、「やらなくていいことはやらない。やるべきことは手短に。」という言葉について紹介してきました。
省エネ主義≒効率主義。
残りの受験生活では、量のみにこだわっていては周りとの差はつきません。
量と質にこだわることが求められてきます。一度自分の生活を見直してみるといいかもしれません。
残り短い受験生生活、最後まで頑張り続けましょう。
慶應義塾大学経済学部経済学科 2年 村本健人
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